みなさんこんにちは。
2022年も残すところあと1か月。
プロ野球もシーズンが終了しストーブリーグに突入しています。
現状各球団契約更改が進んでいますが
FA、ポスティング等で来季の所属が決まっていない選手も
何名かいます。
さらに今年から現役ドラフトが開催されることとなりました。
通常のドラフトとは違いTVでの放送がない事や
選手の事前情報もない状況なので
各球団どういう選手を出してくるのか楽しみな部分もあります。
どういうルールで実行されるのかを確認し
どういう選手が現役ドラフトに選ばれるのかを考えてみましょう。
現役ドラフトとは?
現役ドラフトの趣旨とは
出場機会に恵まれない選手をドラフト移籍させることで
チームの移籍を活発化させることが主の目的となります。
日本野球機構(NPB)と選手会が話し合いを進め
今年遂に開催する運びとなった。
どんな選手が該当するのか
各球団が2日に公示した契約保留選手名簿に記載されている選手から
2人以上を選出。
ただし
・FA資格を有する選手
・過去にFA権を行使した選手
・複数年契約選手
・来季の年棒が5000万以上の選手
はリストの対象外となります。
その他のルールは?
・各球団2名以上の選出(1名に限っては5000万~1億未満の選手も対象)
・指名順は、事前リストの中で一番多くの球団から獲得希望を集めた選手を挙げた球団が最初に指名
・指名を受けた球団が次に指名を繰り返していく
・1球団につき1人は必ず指名しなければならない。
このルールを踏まえると良い選手をリストアップしている球団が
指名の順番が優位に進み、欲している選手を獲得できる仕組みとなっている。
懸念点は?
スムーズに事が進んだとしても
必ず12名は移籍することとなりドラフトも終了するが
懸念点もいくつか見られる。
リストに関しては機密事項として対外的にみられないように
してはいるものの
今回の件に関しては、選手に拒否権がない事である。
拒否権があると移籍の活性化にはつながらないので
そこは問題点の一つにもなるが・・・。
もう一つはリストアップされている選手事態は
ひどい言い方をすれば来季の構想外に近い状況である。
今回はメディアにも情報を出さずに
12月9日に急に移籍発表の流れになる。
対象選手に対しては事前通告もされていないので
驚きを隠せない結果になることも考えられる。
事前通告された場合ももしどの球団からも指名されなければ
構想外である事実だけが残ってしまう。
リスト等の情報も洩れないという保証もないので
厳密に対応しなければ各選手のモチベーションにもつながる
問題に発展しそうである。
まとめ
各球団が任意で選手をリストアップすることから
本来であれば戦力外にする予定だった選手を2名残し
リストアップしている可能性もあるし
逆に戦力外にする予定だった選手がチームに1名残る可能性もある。
現状のルールで実施するには、選手にも各球団にとっても
本当に有意義なドラフトとなるかは微妙なところである。
結果を見てみないとわからないし
移籍した選手が環境が変化したことで
活躍する可能性もあるだけに一概に否定だけすることは出来ないが
来年度以降も改善しながら実施されることを考えると
見守るしか方法はないのかもしれない。
一野球ファンとしては
・1軍で活躍できずにくすぶっている選手
・自球団では1軍に入っていけないが力を持っている選手(余剰ポジション)
こういう選手を選んでもらいたいところではある。
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